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田舎暮らしの本 10月号

9月2日(金)
850円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

製作費約30万円! 軽トラモバイルハウスのつくり方【3】外壁・内壁・内装・積み下ろし

「ししどん」さんのモバイルハウス「八咫烏(ヤタガラス)」自作工程の後編をお届けします(前編はこちら)。またモバイルハウスならではの「積み下ろし」についても触れます。なお「軽トラモバイルハウスって何?」と思った方は、【1】をお読みください。

モバイルハウス

個性がもっとも出やすいのが外壁。「焼杉」のようにシックな雰囲気になるよう、ヒノキの板材に焼き目をつけました。唯一無二のモバイルハウスになるよう、ぜひ工夫してみてください。

 

4 外壁・断熱

モバイルハウス

4-1 ヒノキ板に下穴を空ける

外板は9㎜厚のヒノキ板を使用しています。製材はプロの知人に依頼。間伐材を、平米単位でオーダーしたため、かなり安くしてもらうことができました。割れないように下穴を空けてから垂木に打ちつけていきます。

モバイルハウス

4-2 焼き色は見た目のため!

焼き色はバーナーでつけたものなので、「焼杉」のように、防腐・防水効果はほとんどありません。完全に「見た目」のためです。

モバイルハウス

4-3 大まかな形ができ上がる

香りのよさもヒノキ材を選んだ理由のひとつです。外板を張りつけると、モバイルハウスの大まかな形ができ上がってきます。

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4-4 骨組みの間に断熱材を入れる

断熱材(スタイロフォーム)をカットして、骨組みの間に入れていきます。柱の太さと断熱材の厚さを揃えるのがポイントです。

モバイルハウス

※「胴縁(どうぶち)」については下のコラム「ししどんCHECK 6」をご参照ください。

 

5 内壁・扉・窓

雨や日光が当たる場所ではないので、内壁は外よりも薄めの木材で大丈夫。扉も、つくり方は壁面と同じです。窓は雨が侵入しやすい場所ですので、念入りにシーリングする必要があります。

モバイルハウス

5-1 薄めのヒノキ板を張る

5㎜厚と薄いため反りやすく、割れやすいのですが、重量を考えるとしかたないところです。面倒ですが、1つ1つ下穴を空けて割れを防ぎました。

モバイルハウス

5-2 扉も壁とつくり方は同じ

出入り口の扉も、基本的には外壁・内壁とつくり方は同じです。木枠も壁と同じものを使用しています。

モバイルハウス

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※赤井さんについてはコチラの記事をご参照ください。

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5-3 各面に窓と通気口を設置

キャビンの4面すべてに、アクリルの窓と通気口をつくっています。用心のため、夜間に外を確認できるように、また真夏に空気が通るようにするのが目的です。

モバイルハウス

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5-4 アクリル板の周囲を密閉する

防水の両面テープで、アクリル板を貼り、5㎜厚の下板を周囲につけます。さらに防水テープや下板がうまく隠れるように上板を貼り、最後に周囲をシーリングします。

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5-5 窓は5 ㎜ 厚のアクリル板が最適

窓は天窓と同様に、5㎜厚のアクリル板を使用しています。これくらい厚いとガラス窓のように見えて、高級感が生まれます。

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5-6  網戸はマグネットで脱着可能

通気口にはマグネットで取り外しできる網戸を設置しました。虫の侵入を防ぐための工夫です。

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6 内装

室内はヒノキ板の内装に合わせて和風のテイストにするため、床には畳を敷きました。電気の配線は壁の裏側に隠すなど、シンプルですっきりした室内になるように、工夫しています。

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6-1 床は畳敷きの和風仕様

床板の上の、単管の補強材の周囲に再び断熱材を敷き、その上に薄めの畳を設置。

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6-2 畳のサイズはオーダー可能

近年、住宅でも使われる薄手の畳。オーダーすれば、好みのサイズにつくってもらえます。

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6-3 室内の電気配線を設置

太陽光発電からの電気を引きました。貼ったテープの位置に、ケーブルが通っています。

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6-4 配線は壁の内部に埋め込む

配線は断熱材や垂木の一部を削って、埋め込んでいます。内板をしっかり留めれば完成です。

モバイルハウス

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7 積み下ろし

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最大で350 kgの重量となるキャビンは、ジャッキアップしないと降ろせません。あらかじめ置きたいスペースに車ごと移動し、単管を足場としたまま保管します。使用するジャッキによしますが、今回使用したベーシックなタイプはかなりの力が必要。所要時間は1時間ほどです。

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7-1 単管をつなぎ上下させる工具が必要

キャビンの積み降ろしに必要な工具。単管と、それらをつなぐクランプ、上下させるためのジャッキベース。

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7-2 所定の位置に単管を設置する

あらかじめ確保してある穴に単管を突っ込みます。単管は前後2カ所でもいいですが、3カ所にすると安定感がぐっと増します。

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7-3 縦方向と前後に単管をつなぐ

ジャッキベースを下につけた単管を立てて、結合。さらに3本を別の単管で結合します。これで3本がほぼ同時に動くようになります。

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7-4 浮いてきたら車を引き抜く

6本を順に少しずつジャッキアップし、充分に上がったら車を前方へ動かせば完了。再び載せるときは、同じ位置に車を止め、ジャッキを下ろしていきます。

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文/渡瀬基樹 写真/鈴木千佳

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