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田舎暮らしの本 5月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 5月号

3月1日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

PR大分県

脱サラして一本釣り漁師として独立! 行政や周囲の人に支えられ、前職を超える収入に【大分県大分市】

温泉の源泉数も湧出量も日本一を誇る「おんせん県おおいた」。県都である大分市内でも漁業のまちとして名高い佐賀関へ移住したのが永倉さん。釣り好きという趣味が高じ、脱サラして一本釣り漁師になる道を選んだ。

大分市

永倉和久さん(34歳)。大阪府生まれ、兵庫県育ち。水産系専門学校卒業後、釣り具メーカーに就職。神戸市から移住し、大分市出身のかおりさん(35歳)と結婚。幼少期から釣り好きの永倉さんは、釣り具を売る仕事から魚を釣る仕事に転身した。

釣り専業漁師に憧れ関あじ・関さばの産地へ

 豊後水道が最も狭まった豊予(ほうよ)海峡に面する、大分市東部の佐賀関漁港。2014年に兵庫県から移住した永倉和久さんはここを拠点に一本釣り漁師として「関あじ」「関さば」などを狙う。

大分市

「速吸瀬戸(はやすいのせと)」と呼ばれる豊予海峡が漁場。自家製の疑似餌などを使って獲物を狙う。

関サバ

「関あじ」「関さば」は佐賀関で一本釣りされる高級ブランド魚。心地よい歯応えと上品な脂の甘みが持ち味。

 以前は釣り具メーカーで働きながら趣味で釣りを楽しんでいたが、違う仕事をしたいと転職を決意。漁業就業支援フェアに参加し、佐賀関なら釣り専業の漁師になれると知った。その後、漁業研修生として採用が決まり、ベテラン漁師の下で1年間、一本釣りを学んだ。

「技術面でも費用面でも、最初は不安ばかり。そんなとき、同じように移住して漁師になった先輩が励ましてくれるなど、多くの方に助けられました」

大分市

大分県漁協佐賀関支店の高瀬大輔さんには就業支援フェアで出会って以来、ずっとお世話になっている。

 市の支援事業も活用して無事に漁師として独立すると、徐々に手応えが感じられるようになり、収入は前職を上回った。コロナ禍の現在は魚の需要減少で耐える時間が続くが、釣りで生計を立てる喜びは変わらない。

「ブリの仕掛けにクエがかかったり、ブリを釣り上げていると大きなサメに食べられたり、海の奥深さに驚かされます」

 仕事の合間に趣味を楽しみ、川へ釣りに出かけたり、県内の温泉を巡ったり。長男が生まれてからは子育てに力を注ぐ。

「近所の皆さんがかわいがってくださり、散歩していると頂き物のお菓子が山盛りになるほど。子育て環境は最高です」 

 最近は、妻の両親の田畑を手伝うなかで農業の面白さにも目覚めた永倉さん。いずれは半農半漁で暮らしたいと夢見ている。

大分市

2020年に4DKの空き家を購入し、賃貸住宅から住み替えた。漁港へ徒歩1~2分の好立地。

大分市

すぐそばの海辺が武(たけし)くん(3歳)との散策スポット。漁船に乗って遊ぶことも。

大分市

武くんは鉄道好き。漁が休みの日には、親子で大分駅へJR九州の特急列車を見に行く。

大分県大分市はこんなまち

大分市

都会の便利さと海・山の自然が共存。

都市基盤が整った市街地のそばに別府湾が広がり、ニホンザル生息地の高崎山などの山々に囲まれた大分市。鉄道3路線や高速道路で九州各都市と結ばれ、関西・四国への海上交通も充実。大分空港から車で約1時間。

大分市の頼れる“ミカタ”

【県内の農産物や先輩移住者に出会える
「おおいたOrganic Market

オリジナル企画商品をはじめ、原料や製法にこだわった大分県産品を扱う店がここ。毎週土曜(第5土曜を除く)には店舗前にて、県内各地で活躍中の有機農家などによる直売イベントを実施。交流のある約200軒の農家のうち毎回10軒が出店する。農家や買い物客には移住者も多く、出会いの場としても賑わう。

お問い合わせ先:おおいたOrganic Market

☎097-507-7175

http://www.facebook.com/oita.organicmarket

大分市

直売イベントは第1~第4土曜の9時~12時ごろまでオープン。店舗(日・月曜ほか不定休)は11時~18時ごろまで。

【大分市移住支援情報】漁業後継者支援事業

新規漁業就業者総合支援事業(国事業)として、大分県漁業協同組合佐賀関支店では最長2年間の漁業研修制度を実施。また、大分市独自の支援として、漁船・必要機材の購入費用や整備に要する経費の補助を行っている。これらの事業を活用し、漁師として活躍する県外からの移住者が増えているという。

お問い合わせ先:林業水産課 

☎097-585-6028

大分市

漁業に興味を持つ移住希望者向けに説明会などを実施。手厚い支援も用意している。

【大分市の移住担当者よりみなさまへ】テレワーク移住も大歓迎!

都会的な便利さと自然がバランスよく揃っているのが大分市の魅力です。近隣の別府や湯布院に負けないほど立ち寄り湯もたくさんあります。最近は、東京の会社に所属したまま転職せずに移住する「テレワーク移住」も増えてきました。続々と移住者が集まるまち・大分市にご注目ください。

お問い合わせ先:おおいた魅力発信局

☎097-578-7749

https://www.oitacity-iju.jp

「住むと離れられなくなるまちです!」とおおいた魅力発信局光永靖彦さん。

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