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最新号のご案内

田舎暮らしの本 6月号

4月30日(土)
850円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

大分空港はアジア初の「宇宙港」! 国東市で宇宙食を開発する女性砂漠ランナー【大分県国東市】

温泉の源泉数・湧出量ともに日本一を誇る「おんせん県おおいた」。砂漠ランナーとしての夢を追い続ける女性が強くひかれたのは、宇宙港に選ばれた大分空港があり、滋味あふれる海の幸に恵まれた国東市だった。

国東市

河原紗希さん(39歳)。山口県生まれ、東京都育ち。雑誌の読者モデルとしてフルマラソンを開始。その後、サハラ砂漠マラソン、アタカマ砂漠マラソンに出場し、それぞれ7日間・約250kmを完走。紗希さんは東京から大分市を経て国東市へ移住。

宇宙とつながるまちで宇宙食開発にチャレンジ

 大分空港がアジア初の宇宙港に選定され、2022年中に小型人工衛星の打ち上げを目指す。そのニュースを知った河原紗希さんは「宇宙食をつくろう!」とひらめいた。

 「砂漠ランナーとして、よりおいしくて元気が出る携行食を求めていました。国東市の特産物で宇宙食を開発すれば面白いし、携行食や災害時の非常食にもなると思ったんです」

国東市

タコを使って地元企業と宇宙食・携行食を開発。“大分からあげ味”、“カボス味”、“スペイシー味”の3種類で今秋発売予定。

 当時、夫の晴明さんの出身地の大分市で暮らしていたが、コロナ禍が直撃。本業のヨガ・フィットネスインストラクターの仕事ができず、晴明さんが営むレストランも廃業した。そんな事情もあり宇宙食開発につながる仕事を探し、「くにさきオイスター」の養殖に携わる地域おこし協力隊の募集を見つけた。 

国東市

2021年末まで地域おこし協力隊として生食用ブランド牡蠣「くにさきオイスター」の養殖作業やPR活動に携わった。「干潟と沖合を使い分けて育てるのが特徴です」と紗希さん。

 20年6月から水産係の協力隊として活動する一方、くにさきオイスターは生食用なので新たな食材を検討し、同じく特産品のタコに着目。地元水産加工会社と試作を重ね、商品化へのめどもついた。併せて吉本興業に所属することになり、今年3月開局のBSよしもとチャンネルで「爆走SAKI」として自身の取り組みを発信する。

 「目標は、南極アイスマラソンの出場権を得るためのゴビ砂漠マラソンの完走。そこで携行食として活用する様子もお伝えします。ゴールはJAXAの宇宙日本食認証を受けることです」

国東市

「国東市は季節ごとの海や山の風景が美しく、走る環境として最高」と紗希さん。晴明さん(46歳)と一緒にランニングに行くことも。

 夢の実現への道筋ができたことから協力隊は21年12月に退任。今後は、新たに開いたヨガ&フィットネススタジオを営みながら、砂漠マラソン制覇への準備を進めていく。

国東市

今年からエアリアルヨガやバンジーフィットネスの「saki.yoga.salon」を本格スタート。宇宙港から近いスタジオで浮遊体験ができる。

国東市

清流沿いの元商店を購入し、スタジオ兼住居として活用(写真奥)。紗希さんの母も国東市への移住を決め、隣にコンテナハウス(手前)を新築した。

国東市

クラシックバレエや体育大学のダンス部での経験を生かし、地元の新体操クラブでの指導も。

大分県国東市はこんなまち

国東市

大分空港から東京・大阪・名古屋へ直結。

六郷満山文化が息づき、国東半島東部に位置する国東市。両子山(ふたごさん)などを中心とする放射谷と長い海岸線からなり、海・山のレジャーが盛ん。市内の大分空港へ羽田空港から約1時間30分、大阪・名古屋の空港から約1時間。

国東市の頼れる“ミカタ”

【古民家を活用した地域の交流拠点
「旭日テラスひのわ

国東市国東町にある地域協議会の1つ「里づくり旭日ネット」では、築約70年の空き家をリノベーションした「旭日テラスひのわ」を2021年12月にオープン。地区住民の新たな交流拠点として定期的にカフェや食事会などを開くほか、今後は地区外からの利用者にも情報発信や集いの場として開放していく計画だ。

お問い合わせ先:里づくり旭日ネット

☎090-4983-3286(事務局長)

https://yoroue.com/kunisakipeople/asahi

国東市

「今後は移住者の受け入れ活動にも力を入れていきます」と、協議会会長の山本泰光さん。

【国東市移住支援情報子育て世帯向け賃貸住宅

市が空き家の持ち主と10年間の賃貸借契約を結び、水回りなどを改修して貸し出す、子育て世帯向けの賃貸住宅が新たに登場。入居対象は18歳未満の子どもがいる市外からの移住者。2021年度に3物件を整え、今年3月中旬まで入居希望者を募る。家賃はどの物件も月2万5000円。

お問い合わせ先:活力創生課 

☎0978-72-5175

国東市

国東町旭日地区の物件。現代アートスポットの祇園山に近いロケーションが魅力。

【国東市の移住担当者よりみなさまへ】
単親世帯の移住を応援しています!

移住シングルペアレント生活応援補助金は、市外から移住して賃貸住宅に入居する子育て中の単親世帯に対し、最大30万円の引っ越し代補助や最長3年間の家賃補助などを行います。2021年度からは、移住後の車購入を検討いただくため、最長3カ月間のレンタカー代補助も加わりました。

お問い合わせ先:問活力創生課 

☎0978-72-5175

https://www.city.kunisaki.oita.jp/site/ijyu

国東市

「クリエイターや芸術家の移住も増加中です」と活力創生課 三成洋紀さん。

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