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田舎暮らしの本 5月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 5月号

3月1日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

アクセス良好な高原地帯の庭付き2物件!350万円5DK&290万円5SK【長野県立科町】

掲載:2022年4月号

2022年2月上旬の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
最新情報はこちら!→立科町空き家バンク

新幹線や高速道路経由で東京へのアクセスが良好な長野県東信エリア。佐久市や東御市に隣接する立科町は、中心地で標高約715m、南部観光地の女神湖付近は標高約1530mという高原地帯に広がるまちだ。自分で耕して菜園をつくれそうな庭付き物件を紹介する。

南部の高原エリアと田園風景が魅力的な北部の里山エリアがあり、観光と生活が融合したハイブリッドな暮らし方が可能。特産はお米とリンゴ。東京から関越自動車道、上信越自動車道、中部横断自動車道経由で約3時間。

【立科町の物件①350万円】東御市、上田方面の通勤も便利な5DK

上田市や東御市へのアクセスがよい立科町藤沢地区に立つ家。駐車スペースは3台分あり。

畑仕事の一休みにぴったり!庭に面した縁側のある家

 長野県東部に位置する立科町。真ん中にくびれのある砂時計のような形をしており、南部と北部で特徴が大きく分かれている。

 南部は日本百名山の1つ蓼科山(たてしなやま)の裾野に広がる自然豊かな高原で、女神湖や白樺湖、蓼科牧場などが点在するリゾート地。対して北部は、浅間山を背景にのどかな田園風景が広がり、旧中山道の宿場町として栄えた歴史薫る町並みが残るエリア。新幹線停車駅のある佐久(さく)市街地へも車で30分程度と、利便性の高い地域でもある。今回はそんな北部エリアに立地する2件の物件を紹介しよう。

 千曲川の支流・番屋川(ばんやがわ)沿いに広がる藤沢地区。田園地帯に囲まれた静かな住宅地に立つのが物件①だ。整備された畑はないが、敷地が121坪と広いので、耕して好きなサイズの菜園をつくることができる。

 母屋は築67年の古民家で、家に入ると広い玄関が現れる。左側には田の字形の和室。襖を開ければ広々と使えそうだ。2間続いた8畳間には縁側があり、庭仕事の合間に座って休むのにぴったり。2階は広々としたがらんどうの間。収納部屋のほか、アトリエや工房などに利用することもできる。トイレが水洗化されているのもうれしいポイント。

 敷地内には土蔵もあり、2階には8畳の和室が2間あるので離れとしても利用できそう。母屋2階をアトリエとして使うのなら、蔵は作品を展示するギャラリーにするのもオススメだ。

 東御市(とうみし)や上田市へは車で15〜20分程度でアクセス可能。市街地で仕事をし、暮らすのは静かな場所で、という人にもちょうどいい距離だ。

【物件データ】
長野県立科町
350万円
土地:121坪・400㎡
延床:32坪・107㎡
菜園:あり
改修費補助:最大50万円
家財処分費補助:最大50万円

●5DK●宅地●傾斜地●都市計画区域外●築67年●水洗●しなの鉄道田中駅より車で約10分●静かな地域に立つ古民家。敷地内に2階建ての土蔵があり、こちらにも和室がある。部分的な補修が必要。母屋と土蔵に囲まれた中庭を耕して菜園をつくることができる。保育園、小・中学校、スーパー、温泉へ車で約7〜10分。
●問い合わせ先:移住サポートセンター ☎0267-78-5645

懐かしい雰囲気が漂う8畳の和室。右側は縁側で、庭を眺めることができる。

母屋の2階は古民家らしくがらんどうになっている。DIYで部屋をつくるのも楽しそう。

母屋と土蔵がL字に配置されており、中庭を耕して家庭菜園が可能。気象条件を活かしてブルーベリー栽培に挑戦してみる?

床の間の付いた奥の8畳間。床や壁、屋根、水回りなどに部分的な補修が必要。

ブルーベリーも育てられます!

周辺グルメ
車で約10分の場所にある道の駅「女神の里たてしな」で食べられる 「蓼科牛焼肉重」。蓼科牛は良質な脂肪で柔らかく甘味のある味わい。

【立科町の物件②290万円】宿場町近くの歴史薫る地域の5SK

佐久市の市街地へ約5kmと、通勤にも便利な立地。道路沿いに駐車場1台分と物置がある。

旧中山道の宿場町に近い隠れ家的な家

 中山道の宿場町「茂田井間(もたいあい)の宿(しゅく)」のすぐそばに立地している物件②。車道から1段下がった敷地に立ち、トンネルのようなアプローチを通って家に入る隠れ家的な家だ。こちらも整備された畑はないが、敷地が109坪と広め。耕して、ホームセンターなどで購入した栽培用土を入れれば、野菜やハーブ類が育てられる。

 1階は3つの部屋と台所のほか5畳の納屋と2・5畳の収納付き。広縁があり、トイレや風呂は増築部分にある。風呂は現在のままでは利用できないため、全面的な改修を。トイレは水洗化されている。道路に沿って倉庫とカーポート1台分がある。

 車で道の駅「女神の里たてしな」へ約4分、保育園と小・中学校へ約6〜7分、北陸新幹線佐久平(さくだいら)駅へ約25分とアクセスも良好だ。

 いずれの物件でもナス、トマト、キュウリなど、育てやすい夏野菜の栽培が可能だが、雨量が少なく晴天率が高い立科町の気象条件を考えると、ブルーベリーなどもオススメだ。

【物件データ】
長野県立科町
290万円
土地:109坪・361㎡
延床:37坪・125㎡
菜園:あり
改修費補助:最大50万円
家財処分費補助:最大50万円

●5SK●宅地●傾斜地●都市計画区域外●築61年●水洗●上信越自動車道東部湯の丸ICより約13km●佐久市の市街地へ車で約10分、北陸新幹線佐久平駅へ車で約25分と、通勤や二拠点生活にも便利な立地。道路沿いに倉庫と駐車場があり、建物は1段下がったところにある。床、水回り、屋根、壁に部分的な補修、風呂は大幅な改修が必要。
●問い合わせ先:移住サポートセンター ☎0267-78-5645

全体的に補修が必要だが、その分価格が安く抑えられている。建具はそのままに、昭和レトロな雰囲気に改修しても。

トイレと風呂は増築部分にある。トイレはこのまま利用できるが、風呂は大幅な補修が必要だ。

夏野菜のほかハーブなども!
庭は耕したり野菜用土に入れ替えたりする必要はあるが、家庭菜園をつくることができる。

担当者に聞く!立科町オススメスポット&農産物グルメ

通年楽しめる高原リゾート

 森と湖の高原リゾートを有する立科町。グリーンシーズンは蓼科山登山や女神湖でのSUP、蓼科牧場の散策、冬は2カ所あるスキー場でのウインタースポーツや森でのスノーシューが楽しめる。特産は蓼科山からの水で育ったお米や糖度が高く果肉が引き締まったふじリンゴ。のびのびと育てられた「信州蓼科牛」も有名。

蓼科山や遠く浅間山を望む蓼科第2牧場。「放牧期間中はのんびり草を食むウシたちに会えます」と、地域おこし協力隊の永田賢一郎さん。

道の駅「女神の里たてしな」では、立科町の特産品を使ったオリジナル商品を販売。食堂「のんき亭」では蓼科牛を味わって。

特産は、太陽をいっぱい浴びて育った蜜入りリンゴ。「加工品もおいしいけれど、まずは生のまま食べてみてください!」と、永田さん。

立科町移住支援情報

新しい毎日に出合う「旅する移住」を提唱

「旅する移住」というコンセプトで、まだ見ぬ場所へ旅をするときのような希望に満ちた移住をサポートする立科町。「ふるさと交流館芦田宿」には移住サポートセンターがあり、移住に関するさまざまな相談が可能。月に2回、予約制の移住支援オンライン相談会を開催(予約は下記サイトから)。

問い合わせ先:移住サポートセンター ☎0267-78-5645 https://www.tateshina-iju.jp/

地域情報の発信と人びとの交流の場である「ふるさと交流館芦田宿」。2階はテレワークセンターになっている。

「農業体験を楽しみながら週末を過ごすクラインガルテンもあります!」と、地域おこし協力隊の永田賢一郎さん。

 

文/はっさく堂 写真提供/立科町

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