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田舎暮らしの本 5月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 5月号

3月1日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

秘密基地の雰囲気!268万円の平屋は人気の温泉・食事処・キャンプ場に徒歩5分【長野県阿南町】

掲載:2022年9月号

2022年7月上旬の情報です。
すでに契約済みの場合があります。
最新情報はこちら!→阿南町空き家バンク

長野県阿南町(あなんちょう)北部の富草(とみくさ)地区にある空き家バンク物件を紹介。豊かな森に囲まれるように立っており、プライベート感は抜群。川音が聞こえる庭にガーデンテーブルを置けば、南信州の自然をより楽しみながら暮らせそうだ。

阿南町の総面積は約123k㎡と広いが、国道や県道沿いに学校や商業施設、公共施設がまとまっていて暮らしやすい。写真中央は人気の総合レジャー施設 「阿南温泉かじかの湯」で、食事処、コテージ、キャンプ場、陶芸体験館を併設。今回紹介する物件から近い。

 

希望すれば農地も取得できる4Kの平屋

定住はもちろん、名古屋にも近いので、二拠点利用もできそうだ。「右奥に見える2階建ては敷地内の古家で、解体が望ましいですね」と総務課の金田大輔(かなだだいすけ)さん。

 

水回りは補修済み。秘密基地のような家

 門原川(もんばらがわ)のせせらぎが聞こえる「阿南温泉かじかの湯」。そこから徒歩5分ほどのところに立つ平屋を紹介。

「築56年の古民家ですが、3年前まで地域おこし協力隊の方が住んでいました。比較的少ない補修で住めると思います」

 そう話すのは、総務課企画財政係の金大輔さん。

 道路から家までのアプローチは少し狭めだが、コンパクトな車なら進入可能。建物は、経年劣化はあるものの、水回りは6年前にリフォーム済み。その際、浄化槽を入れて、トイレを水洗化している。風呂は狭いが、「かじかの湯」の回数券や定期券(1人1カ月6000円)を購入して、毎日温泉を楽しむのもオススメだ。

 台所は北向きだが2面に窓があり明るい。床は張り替え済みで、このまま使えそう。

 和室を歩くと、畳が少しフカフカしているのに気づく。そろそろ野地板の張り替えを視野に入れたい。また、掃き出し窓のガラス戸に閉まらないところがあり、こちらも要補修だ。

 敷地内には、2階建ての古家が1軒のほか、今はもう使えない外トイレや外風呂がある。すべて解体すれば、敷地を広々と使えるだろう。

 家の前に立つと、吹き上げてくる涼しい風に乗って、門原川の川音も聞こえてくる。木陰にガーデンテーブルを置いてくつろいだり、屋根付きの旧作業スペースでバーベキューをしたら楽しそうだ。

「敷地が奥に広いので、秘密基地みたいな雰囲気です。地域のつながりを大切にするまちなので、周りの人と交流しながら暮らしたい人、ぜひご検討ください」(金田さん)

【物件データ】
長野県阿南町
268万円
土地:232坪・769㎡
延床:53坪・175㎡
菜園:あり
改修費補助:最大100万円
家財処分費補助:最大100万円

4K宅地傾斜地●法令制限不明●築年数56年水洗トイレ飯田線温田駅より約8km●阿南温泉かじかの湯より徒歩約5分。2016年にトイレなど一部リフォーム済みだが、床や窓に部分的な補修が必要。空き家歴は3年ほど。保育園と小学校、商店、診療所へ約2km、中学校へ約4km。地域と交流しながら暮らしたい人を希望。希望があれば農地や山林も譲渡可(価格は応相談)。
●問い合わせ先:総務課 ☎0260-22-2141

イチオシ!
キッチンの床は、2016年のリフォームの際に張り替え済み。野菜洗い用のシンク(左側)もあり便利。

玄関正面の8畳の和室。家具は使えるものだけ残してくれている。テレビも付いている。

奥の10畳間。こちらの畳は少しフカフカしているので、そろそろ野地板を交換したほうがいいかも。

家から続いている屋根付きの作業スペースは、バーベキューに最適。きれいに片付けて、屋外リビングにしても。

物干し台兼車庫。経年でサビが多い。家の前は日当たりがいいので、そこを物干しスペースにしても。

補修が必要
窓のサッシが少しずれているところあり。定住なら改修に空き家利用促進事業補助金が利用できる。

トイレは浄化槽を入れて水洗にしてある。高額になりがちな水回りがリフォーム済みなのはうれしい。

 

阿南町での物件探しのアドバイス

 新築時に平屋を選ぶ人は多いが、昔ながらの中古住宅は2階建てがほとんど。本物件のような平屋をすぐに見つけることは難しいので、時間をかけて探したい。町営住宅に住みながらまちの人と知り合いになれば、口コミで物件を紹介してもらえることも。

 

周辺環境

地元産の食材が揃う「あなん食彩館」へ車で約5分。食堂と手づくりパン工房も併設している。地元で生まれた新しいブランド羊「富草サフォーク」の販売も。

内科、外科、小児科のある「富草へき地診療所」へ車で約5分。町内には県立の総合病院もあるので安心。

 

川沿いのキャンプ場が大人気

 標高315〜1664mの山間に町域を広げる阿南町。町内には和知野川や売木川が流れ、キャンプ場の近くには川遊びが楽しめる場所も。遠州街道の宿場町として栄えた標高約800mの新野地区には道の駅「信州新野千石平」があり、地元の特産品が買えるほか、食堂では郷土料理が楽しめる。

今回紹介した物件から徒歩5分の「阿南温泉かじかの湯」。とろりとした湯が心地よい。コテージ「かじか荘」と有料キャンプ場も併設。

オススメのグルメ、幣束御幣餅(へいそくごへいもち)
地元の食材を使用し、昔ながらの製法でつくった、「南信州の隠れ味」とも呼ばれる幣束御幣餅。市販されている中で最大級の大きさを誇る。

 

阿南町移住支援情報◎住宅や就農に支援充実

 阿南町では、空き家バンクサイトで空き家情報を提供しているほか、単身向け・世帯向け町営住宅も充実。65歳以下を対象とした住宅新築補助もある。新規就農者に対する支援も手厚く、研修、農地、農機具、融資の斡旋など相談可能。町内には県立の総合病院のほか、町営の診療所が3カ所、歯科が2カ所ある。保育園3園、小学校4校、中学校2校、高校1校と、子育て環境も整っている。

問い合わせ先:総務課 ☎0260-22-2141 http://www.town.anan.nagano.jp/

「学校や生活利便施設がコンパクトにまとまっていて、暮らしやすいまちです!」と総務課の金田大輔さん(写真左端)。

 

文/はっさく堂 写真/村松弘敏

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