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田舎暮らしの本 5月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 5月号

3月1日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

PR大分県

おんせん県おおいたで暮らそう!【臼杵市】

温泉の源泉数も湧出量も日本一を誇る「おんせん県おおいた」。今回は「有機の里」として知られる臼杵市に移住し、有機野菜の生産拡大や普及に努めながら、新規就農を目指している地域おこし協力隊を紹介します。

 

三重野勇太(みえのゆうた)さん(37歳)。神奈川県出身。ドイツで過ごした幼少期の経験もあり、自然豊かな場所での生活に憧れていた。移住前は貿易関係の仕事に従事。藤嶋祐美さん(右)の下で有機農業を学ぶ三重野さん(中央)。左は地域おこし協力隊の同期、明智大輔さん。

「ほんまもん農産物」をみんなの食卓に届けたい

 臼杵市では、草木が主原料の完熟堆肥「うすき夢堆肥」を開発し、市の土づくりセンターで製造。同堆肥などで土づくりを行い、化学肥料や農薬の使用を避けて育てた野菜や米を「ほんまもん農産物」として認証するなど、有機の里づくりを推進してきた。さらに有機農業を志す地域おこし協力隊を募り、毎年2〜3人を採用している。その1人として2021年1月に着任したのが、神奈川県横浜市から婚約者と移住した三重野勇太さんだ。

↑臼杵市の有機農業をリードしてきた藤嶋農園が協力隊の研修先になっている。

 

↑市内の「Aコープ アニマード」には、協力隊が育てた有機野菜が並ぶコーナーも。

↑藤嶋さんが代表を務める(株)うすき未来の食卓は、ふるさと納税の返礼品にも出品している。

 

 前職で輸入農産物を扱うなか、食の安全への関心が高まり、応募を決めたという。
 「まちを挙げて有機農業に力を入れる自治体は全国的に見ても珍しく、ここで挑戦したいと思ったんです。たまたま彼女の祖母が臼杵市に住んでいて、守り継ぎたい先祖代々の土地があるというご縁もありました」
 活動の拠点は、県内でも特に農業が盛んな野津(のつ)地域。20年以上前から有機栽培に取り組んできた藤嶋祐美さんの農園で研修を受けながら、「ほんまもん農産物」普及の任務をこなす。
 「臼杵の野菜は本当においしくて、鍋料理をしているとうちの犬がハクサイを催促してくるほど(笑)。有機野菜は付加価値が高いものというイメージもありますが、誰でも気軽に買えるものにしていけたら」
 と、三重野さん。ときには愛犬を連れて海辺へ出かけたり、温泉で癒やされたり、ゆとりある時間を過ごしつつ、将来は自立した農家として独自の研究も深めていきたいと話す。

↑愛犬くろべえと城下町を散策。ここ二王座歴史の道は歴史的な景観を保つ。

↑協力隊の先輩である林大悟さんの新居への引っ越しをお手伝い。今春、林さんは農家として自立した。

↑移住後に出会った方の山でタケノコの収穫なども勉強中です」と三重野さん。

 

【臼杵市の頼れる“ミカタ”】

先輩移住者が営む集いの場

「TUBBY’S CAFE」

子育て環境を重視して福岡県から移住した岩田昌士(いわたまさし)さん・清美(きよみ)さん夫妻は、2018年11月にTUBBY’S CAFE(タビーズカフェ)を開業。旅好きの昌士さんが海外で学んだアジア料理を味わいながら、世界の音楽が楽しめる。地域の交流拠点として親しまれ、移住や創業のアドバイスを求めて訪れる人も多い。
問TUBBY’S CAFE
☎0972-83-5251
https://www.facebook.com/tubbyscafe

↑「世の中が落ち着いたら音楽イベントを再開したいと思います」と岩田さん夫妻。

臼杵市移住支援情報

希望に応じた移住ツアー

これまで開催してきた募集型移住ツアーの代わりに、現在は1泊2日のオーダーメイド型移住ツアーを平日限定で実施。空き家物件や生活関連施設の見学、先輩移住者宅訪問をはじめ、参加者の希望に基づいて日程やプランを調整する。参加費は無料で、自宅の最寄り空港・主要駅からの交通費の半額を補助する。

↑事前の相談内容に応じて滞在中の訪問先を決定。申し込みは訪問希望日の30日前まで。

 

【大分県臼杵市】

城下町の風情を色濃くとどめ、国宝の臼杵石仏に象徴される石造文化が息づく臼杵市。豊後水道の海産物、「大分の食糧庫」と呼ばれる野津地域の農産物など、四季折々の上質な味覚が揃う。大分空港から車で約1時間20分。

【担当者より】

さまざまな移住支援が充実しています!

新築・購入時の住宅取得補助金、若年世帯や子育て世帯に対する家賃補助金、引っ越し補助金や移住奨励金など、移住者向けの幅広い支援を用意しています。移住を検討している方には、一定期間の滞在ができる「臼杵おためしハウス」を設置しているので、ぜひご活用ください。

↑「ピーマンなどの就農研修制度もありますよ」(秘書・総合政策課の山下竜将さん)。

【問い合わせ先】

秘書・総合政策課 ☎0972-63-1111
https://usuki-job.com

 

【大分県への移住の問い合わせはコチラ】

大分県おおいた創生推進課

☎097-506-2038 FAX:097-506-1804
受付時間/8:30~17:15(土・日・祝日を除く)
★平日夜間オンライン相談受け付け中!

おおいた暮らし相談窓口

☎080-7731-8944 FAX:03-6273-4404
受付時間/10:00~18:00(日・月・祝日を除く)

大分県東京事務所

☎ 03-6862-8787
受付時間/8:30~17:15(土・日・祝日を除く)

大分県大阪事務所

☎ 06-6345-0071
受付時間/8:30~17:15(土・日・祝日を除く)

大分県福岡事務所

☎ 092-721-0041
受付時間/8:30~17:15(土・日・祝日を除く)

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