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田舎暮らしの本 10月号

9月2日(金)
850円(税込)

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田舎暮らしのご近所さん③ えっ、見てました?? 驚くべき情報収集力

人と人との距離が近いのが田舎暮らしのいいところ……とは言え都会のドライなご近所付き合いに慣れてきた移住者にとって、田舎の濃密なお付き合いは驚きの連続。ときには移住の成功をも左右してしまうご近所付き合いのぶっちゃけエピソードを紹介しよう。ご近所さんの気持ちがよくわかる!田舎暮らしライターのお付き合いアドバイス付きです。

さまざまな情報があっという間に広がり、誰にも見られていないと思っても必ずバレる田舎社会は、ある意味現代のインターネット社会と似て……なくもない!? 

 

おそるべき収集能力を発揮! おばちゃまネットワークとSNS

移住してすぐ、初対面のご近所さんから「どちらのご出身?」「どこにお勤め?」から「ダンナさまのお勤め先は?」「ご両親は何をなさってるの?」(!!)と矢継ぎ早に質問が飛び、その情報は瞬く間におばちゃま情報ネットワークにのってご近所中に拡散。

また、家の前の庭で夫が何か作業をしていると通りがかった友人がその模様をSNSにアップ。家の中にいても外で夫が何してるか即わかる( 笑)。田舎、とにかくオープンです。 ( 永井鈴さん、3 1歳)

 

出ました! ご近所おばちゃん探偵! ナンバープレートが動かぬ証拠!?

夫と結婚前に付き合っていたときのエピソード。当時、私は隣県に住んでいて、いつもは電車だったのですがその日は車で夫が住んでいた家に行き、10分ほどだったでしょうか、車を家の前に止めていたんです。

私が帰って夫が家を出た瞬間、ご近所のおばちゃんがツツツーッと寄ってきて「さっき隣県ナンバーの車が家の前に止まってたよね。もしかして彼女?」。

ご近所おばちゃん探偵、今日もイイ仕事してますっ! ( 佐々木典子さん、35歳)

 

口コミで開業前から満員御礼!? 宣伝効果、スゴイです!

まだ公言していなかったのに、ある日散髪屋さんで「今度カフェを始めるんですって?」と言われたことが。

思い当たるのは、話の流れで近所の人にだけ言った「クリスマス時期にカフェを開業したい」でした。そこから集落の人たちに伝播する速さといったら! 

改修作業の遅れでカフェの開業は年明けにずれたのですが、噂をもとにクリスマス時期に集落の人がコーヒーを飲みに来店。おかげさまで開業前からカフェはにぎわうことに(笑)。(花山勇亮さん、61歳)

 

スーツの人が家を訪問したらとっても目立つんです!

都会ではスーツなんて珍しくもないですが、みんな作業着や長靴だったりするここ漁師町ではスーツの人が来ると目立つんです。

移住後借家暮らしでそろそろ家を建てようと考えていた時期のこと。

留守中、借家に住宅工房の人がスーツで来訪。それを見ていたご近所さん、私たちが帰宅するなり「スーツの人来てたけど、悪いことしたの?」(笑)。「住宅工房の方です」と答えたら即、家を買うことが近所に広まっていました。 (鈴木みきこさん、35歳)

 

 

田舎暮らしライター・山本一典のアドバイス 驚くべき情報収集力 編
プライバシー意識は低いと割り切ろう!

これはごく親しいご近所に限ったケースですが、「おーい、いるかあ」と声がして数秒後には台所まであがってくるような人はいるものです。都会では絶対にあり得ない行動なので最初は驚かされますが、移住して3年もすれば慣れてくるもの。農村集落内では玄関に鍵をかけないのが普通なので、ズカズカと入り込んでくるのです。ただ、近年は田舎でも窃盗事件が頻発しているので、夜間や外出時は鍵をかける習慣を身につけたほうが無難でしょう。田舎は無口な人が多いと思われがちですが、じつは話し好きが多く、話題はそこにいない人の噂話になりがち。仕事、収入、家族構成など何でもありです。プライバシー意識が低いことは確かで、悪口を耳にすることもたびたび。本人に悪気はないので、それもストレス発散の1つだろう、くらいに割り切って聞いたほうが気楽に暮らせます。

 

文/笹木博幸、西郡幸子、山本一典 イラスト/今井ヨージ
※本文中の氏名は、ライター・山本一典を除き、すべて仮名です。

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