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田舎暮らしの本 11月号

10月1日(金)
850円(税込)

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300万円で名湯の温泉岩風呂付き!「水の都」の高台の補修不要別荘【大分県日田市】

掲載:2021年6月号

2021年4月上旬の情報です。

すでに契約済みの場合があります。

最新情報はこちら!→日田市空き家バンク

おんせん県・大分の北西部に位置する日田市(ひたし)。市街地には歴史的景観と都市機能が共存する一方、周囲には豊かな水と緑の環境が広がる。なかでも湯の里として名高い天瀬町(あまがせまち)の山手に、良質な温泉付きの別荘物件を見つけた。価格は300万円だ。

「この物件の温泉は、日田市を代表する天ヶ瀬 温泉と同等の泉質です」とNPO法人 日田移住サポートセンター の中村さん(左)、ひた暮らし推進室の井上さん。

江戸時代には幕府直轄の天領として栄えた日田市。1000m級の山々に囲まれ、屋形船と鵜飼が名物の三隈川(みくまがわ)や数々の名瀑など、水の都としても親しまれる。北部九州のほぼ中央部に位置し、九州各方面からのアクセスがよい。福岡空港から車で約1時間、大分空港から約1時間20分。

一番の魅力が温泉の風呂。泉温32~40°Cと加温が必要だが、広々とした湯船でくつろげる。

温泉入浴や森林浴がいつでも気軽に楽しめる

 日田市天ケ瀬町には複数の温泉があり、慈恩(じおん)の滝や桜滝といったヒーリングスポットが点在。のんびりとセカンドライフに浸りたいシニアはもちろん、動植物に囲まれた第二の故郷を求める子育てファミリーにも魅力的な環境だ。

 大小の湯宿や野趣あふれる共同露天風呂が点在する玖珠川(くすがわ)沿いの天ヶ瀬(あまがせ)温泉街から、五馬(いつま)高原方面の山手へ少し入った別荘エリア。森を望む緩やかな山の斜面に、三角屋根が印象的な山小屋風の別荘が現れる。

「一番の魅力は、浴室に温泉が引かれていて天ヶ瀬温泉と同等の泉質のお湯に浸かれることでしょう」

 そう話すのは、空き家バンク物件の現地案内を担当するNPO法人日田移住サポートセンターの中村政信(なかむらまさのぶ)さん。岩風呂風にしつらえた大きな湯船も、温泉気分を高めてくれる。

 間取りは1階と3階に洋室を1室ずつ配置し、2階に和室と広いリビングを設けた30坪弱の3LDK。2階に併設された4畳余りのバルコニーは、森を眺めながらくつろげるアウトドアリビングといったところ。2016年に1階と2階の床を張り替え済みで、建物の状態は全体として良好に保たれている。水回りを含めて補修不要ですぐに使える点はありがたい。

【物件データ】
大分県日田市
売家
300万円
土地:60坪・199㎡
延床:29坪・97㎡
取得費補助:最大100万円
改修費補助:最大50万円
家財処分費補助:最大10万円
●3LDK●宅地●傾斜地●都市計画区域外●築29年●簡易水洗●久大本線天ヶ瀬駅より約3.6km●天瀬町本城の高台にある3階建ての別荘物件。木造3階建て。南西側に幅約4.7mの 舗装私道。単独浄化槽。簡易水道。大分自動車道 天瀬高塚ICへ約21.1km、天瀬振興局へ約3.2km。
●問い合わせ先:ひた暮らし推進室 ☎0973-22-8383

【物件購入後にかかる費用】
別荘管理費(温泉利用権)年額8万円

【参加したほうがよい行事】
自治会が存在しないため集会や清掃作業などはない。天瀬町内で行われる県の無形民俗文化財指定の秋祭り「五馬くにち」は一見の価値あり。

屋根の形状に合わせて天井を高く確保した3 階の洋室。奥に広い窓を設置。

LDKは太い梁や板張りの壁がナチュラルな雰囲気を演出し、高い天井が開放感を際立たせる。掘りごたつ付き。

1階の洋室は玄関と一体型。ゆとりある広さを生かして趣味のスペースなどに。

「一方、内見に来られた皆さんが残念がる点は、薪ストーブがないこと。天瀬町の別荘というと、温泉と薪ストーブを期待する方が多いようです(笑)」と、中村さん。

 夏の猛暑が全国ニュースになることもある日田市だが、山側の天瀬町は涼しく、この物件にも冷房設備は設置されていない。反対に冬は氷点下になるほど冷え込みが厳しく、充分な暖房設備が欠かせない。ただし、積雪が長く残ることは少なく、冬用タイヤがあれば外出に支障はないという。

 敷地内には玄関先に小さな庭のようなスペースがあり、春になるとゼンマイワラビ、タラの芽、コシアブラといった山菜に彩られる。周辺では絶えず野鳥の声が心地よく響き、ときにはシカやタヌキ、キツネ、ウサギなどが顔を出すことも。

 天ヶ瀬温泉や塚田温泉の温浴施設へは車で5〜10分、プールやテニスコートがあるB&G天瀬海洋センターへは車で約3分。ゴルフ場や釣りができる渓流も近隣にあり、各種レジャーを楽しむ拠点として申し分ない。

キッチンは壁付け型でガスコンロ付き。手前に作業カウンターが置かれている。ウッドデッキのバルコニー。バーベキューやカフェスペースとして充分な広さ。

玄関は南西向き。手前の斜面や玄関脇の前庭でミニ菜園程度なら楽しめそう。駐車場はないものの 、敷地のすぐ下の共同スペースが無料で利用できる。

 

【日田暮らしの楽しみ】
天領時代の伝統が息づき、癒やしの名所が充実!

 かつて幕府の天領として栄えた歴史と伝統が息づく日田市。夏の暑さで知られるが山手は避暑地として有名。多彩な温泉や味覚、四季折々の自然が心身を癒やしてくれる。

天ヶ瀬温泉の神田湯(じんでんゆ)。湯あみ着や水着で入浴O K 。 埼玉県 から移り住んで災害復興活動中の三宅天真(みやけたかなお)さんは、ここがお気に入りだという。

温泉から工芸品まで自然の恵みと歴史を堪能

 歴史的な景観を残す豆田町(まめだまち)をはじめ、日田市には風情あふれる名所が数多い。まち歩きとともに楽しみたい温泉は、約1300年の歴史を誇る天ヶ瀬温泉のほか、日田温泉、夜明薬湯(よあけやくとう)温泉、大山(おおやま)温泉など、市内だけで趣の異なる湯巡りができる。

 食も豊かだ。「水郷(すいきょう)ひた」と呼ばれるほど水に恵まれ、「日田梨」やスイカといった上質な農産物が豊富に揃い、おいしい地酒も自慢。麺をパリパリに焼く「日田焼きそば」などと併せて多様な味覚を満喫したい。

 伝統工芸品では、特産のスギを使った「日田下駄」に加えて、独特の技法の小鹿田焼(おんたやき)が全国的に有名。谷川の水を利用して唐臼(からうす)で陶土をひく様子は、日本の音風景100選に選ばれている。

 アクティブに過ごすなら、高瀬川での渓流釣り、高原を走り抜けるスカイファームロードひたのドライブがオススメだ。

 日田市には多くの行事があり、四大祭りはその象徴。2月に始まる「天領日田おひなまつり」、花火大会も開かれる5月の「日田川開き観光祭」、ユネスコ無形文化遺産に登録されている7月の「日田祇園祭」、そして11月の「日田天領まつり・千年あかり」と、年間を通じて楽しみが尽きない。

天領として栄えた往時をしのばせる豆田町。伝統建築を改装したカフェやショップも多い。

JA大分大山町が運営する「 木の花(このはな)ガルテン」。バイキングレストランでは旬のオーガニック野菜などを提供。

日田市を堪能! 1泊2日オススメプラン

【1日目】

12:00 
日田市到着後、ご当地グルメ「日田焼きそば」の昼食

13:00 
重要伝統的建造物群保存地区の豆田町を散策

15:00
天ヶ瀬温泉名物の川湯に挑戦

16:00
道の駅などで食材の買い出し

18:00
別荘のデッキバルコニーにてバーベキュー

21:00
夕食後は別荘の温泉を一人占め

2日目】

7:00
別荘地内を散策して山菜採取

8:00
デッキバルコニーで野鳥の声をBGMに朝食

10:00
亀石峠へドライブ

12:00
木の花ガルテンにてオーガニック野菜などのバイキングランチ

14:00
小鹿田焼の里を訪ねてお気に入りの器探し

スカイファームロードひたの眺望スポットが亀石峠。標高約800mから阿蘇五岳やくじゅう連山などが一望できる。

市内北部の山里で約300年の伝統を守り継ぐ小鹿田焼は、国の重要無形文化財に指定。

日田市移住支援情報
移住準備や起業を応援

 日田市への移住を考えている人が家や仕事探し、地域情報収集のために市内を訪れる場合、宿泊費の一部を補助する。1人当たり1泊7000円を上限に1世帯4人までで、今年度から3泊までに拡充。

 対象は、空き家バンク利用登録者や、日田市への移住相談実績がある人など。また、移住後1年以内の起業者向けに上限60万円の家賃補助も新たに開始した。

「日田が気に入れば、移住も検討を!」とひた暮らし推進室の井上律子さん。

問い合わせ先:ひた暮らし推進室

☎︎0973-22-8383

https://www.city.hita.oita.jp/teiju

文・写真/笹木博幸

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