田舎暮らしの本 Web

  • 田舎暮らしの本 公式Facebookはこちら
  • 田舎暮らしの本 メールマガジン 登録はこちらから
  • 田舎暮らしの本 公式Instagramはこちら

最新号のご案内

田舎暮らしの本 10月号

9月3日(金)
850円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

おんせん県おおいたで暮らそう!/くじゅう連山の美しさに魅せられ山の情報を発信【大分県九重町】

温泉の源泉数も湧出量も日本一を誇る「おんせん県おおいた」。中西部に位置する九重町は“九州の屋根”くじゅう連山に囲まれ、四季折々の彩りが美しい。そんな山々の表情に魅せられ、このまちでの暮らしを選んだ女性を紹介します 。

河野綾子さん(40代)
山梨県や北海道などで暮らしたのち、故郷の福岡県へ帰って登山用具店に勤務。山好きが高じて九重町へ。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド。勤務地の長者原観光案内所の目の前に広がるラムサール条約登録のタデ原湿原にて。

九重町でともに活動する協力隊の仲間たち。豊田大志朗さんは農業担当、小笠原有佳子さんは健康関係の取り組みを計画中。

登山ガイドとしても活動している河野さん。向こうに見えるのはくじゅう連山の1つ、三俣山。

湿原や草原の環境保全のため続けられている野焼きは、飯田高原に春を告げる風物詩。

登山で通って移住を決意山にかかわる仕事に就く

 三俣山や久住山などの雄大な山並みを間近に望み、阿蘇くじゅう国立公園の大自然に囲まれた九重町南部。爽快な草原地帯や貴重な湿原が広がる飯田高原を拠点に、2019年9月から地域おこし協力隊として活動しているのが、福岡県出身の河野綾子さん。くじゅう連山の美しさに魅せられ、登山を目的に何度も通うなかで移住を決めた。

「初夏には自生するミヤマキリシマで山がピンクに染まり、夏には深い緑に、秋には鮮やかな紅葉に包まれ、冬には真っ白な雪に覆われるなど、季節ごとの表情が豊かです。地域の活動で春の野焼きのお手伝いもさせていただいていますが、真っ黒になった大地にしばらくするとキスミレが咲き始め、新緑の季節へと移り変わっていく様子もいいですね」

 普段は、くじゅう連山の玄関口である長者原ビジターセンター近くの観光案内所に勤務する傍ら、日々の山の様子を中心に観光スポットやイベントなどの旬の情報をSNSで発信。また、くじゅうネイチャーガイドクラブにも所属。登山ガイドや山関係の雑誌のライターとして活動しながら、趣味としての登山も楽しんでいる。

「地域を見て回るなかで農作業のお手伝いをさせてもらうことも」と河野さん。写真はベテラン農家の時松和弘さん(右)と、東京から訪れてファームステイしている平林泰幸さん。

温泉施設の一部だった建物に今は仮住まい。大家さんの愛情がこもった庭の花々が美しい。

家の敷地内にある露天風呂。良質な温泉をいつでも楽しめる。

「くじゅう連山だけでなく、九重町にはおいしい高原野菜やきれいな水があり、多様な泉質の温泉が充実。たくさんの魅力が詰まっています」

 と、河野さん。協力隊の任期が終わる来年9月以降も、このまちの自然の恵みを享受しながら山にかかわる仕事を続けていくという。

大分県九重町 ここのえまち

九重町は1700m級の名峰が並ぶくじゅう連山北麓のまち。町域の約半分が国立公園や国定公園に含まれ、くじゅう森林公園スキー場や九重“夢”温泉郷など、自然の恵みが満載。大分空港から大分自動車道経由で約1時間。

九重“夢”大吊橋。

九重町の頼れる“ミカタ”

【新規就農の夢の実現を後押し】
「九重町ファーマーズスクール」

高原での農業が盛んな九重町ではファーマーズスクールを開校。地域の特産品である夏秋トマトやシイタケ栽培の研修生を募集している。研修費無料(一部経費や保険料は自己負担)・年齢不問で、先進農家など現場のプロが原則2年間の指導を行う。希望に応じて事前に2日程度または1カ月間の体験研修を実施。

お問い合わせ先:農林課 ☎0973-76-3804

トマト農家として活躍する松田紘明さん・清香さん夫妻(写真奥)もスクールの卒業生。手前は農林課の小城映奈さん。

 

【九重町移住支援情報】
「移住体験住宅」

九重町への移住希望者を対象とした移住体験住宅1棟の運用を今年度から開始。元公営住宅を改修した3DKで、基本的な生活関連の家具・家電は揃い、2台分の駐車場付き。1日当たり1000円で最長1カ月間利用できる。申し込みは希望日の10日前まで。

お問い合わせ先:企画調整課 ☎0973-76-3807

飯田高原にある木造平屋。近くには九重“夢”大吊橋などの名所がある。

 

【担当者より】
住居関連費用を補助します!

空き家バンクを利用した移住者を対象に、売買物件は改修費のうち最大200万円を補助します。また、仲介手数料、家財処分費、引っ越し代の補助、移住奨励金も用意しています。民間賃貸住宅に入居する場合、最大月1万5000円(単身1万円)×3年間の家賃補助をご活用ください。

お問い合わせ先:企画調整課 ☎0973-76-3807
https://www.town.kokonoe.oita.jp/

「移住ポータルサイトを近日公開予定です」と企画調整課の香下慎太郎さん。

この記事をシェアする

関連記事

この記事のタグ