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田舎暮らしの本 10月号

9月2日(金)
850円(税込)

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セロリ&食用ホオズキ/おいしく食べきる!菜園レシピ【第22回】

掲載:2022年1月号

日を浴びてじっくり育ったわが家のセロリ。緑が濃く、茎が短くやわらかで、スジを取らずに食べられます。さわやかな香りはハーブのよう。茎を刻んで食べるだけでなく、香りの強い葉っぱまで余さず利用します。食用ホオズキは、甘酸っぱくてクセがなく、初めて食べた誰もが驚くおいしさです。いずれも春蒔きできるので、菜園のスペースが許せばぜひ自家製を味わってみてください。

セロリと鶏の揚げギョウザ

軽やかで洋風な香りがびっくりのおいしさ
つくり方と見た目はふつうのギョウザですが、いつもとまったく違った香りが楽しめます。水ギョウザや焼きギョウザでもよし。揚げギョウザは冷めてもおいしいです。

材料 ※約20個分

○セロリの茎や葉… 50g

○鶏むね肉…1枚

○塩こうじ…大さじ1と1/2

○大きめのギョウザの皮… 20枚

(市販品)

○揚げ油…適量

○塩、黒コショウ(粉)…お好みで

※茎より葉を多く入れるほど香りが強くなる。

つくり方

❶ セロリはみじん切りにする。

❷ 鶏むね肉は包丁で叩いて粗めのミンチ(または、こま切れ)にし、塩こうじで和える。

❸ ②に①を加えて混ぜ、20等分する。

❹ ギョウザの皮で③を包み、170℃の揚げ油で数分、きつね色になるまで揚げる。

❺ お好みで塩、黒コショウを振る。

セロリの葉のじゃこ炒め

新鮮な欠き穫った葉で香り高く手軽につくれるご飯の友
穫れはじめに欠き収穫するセロリの葉。傷みやすいのですぐに炒めておいしさを閉じ込めます。台所じゅうにセロリの香りが広がります。

材料 つくりやすい分量

○セロリの葉…2本分ほど

○じゃこ… 40g

○ゴマ油…大さじ1

○日本酒…大さじ1

○めんつゆ(醤油、みりん)…大さじ2

○白ゴマ…小さじ2

つくり方

❶ セロリの葉はざく切りにする。

❷ フライパンにゴマ油を熱し、①を入れてしんなりするまで炒める。日本酒を振り入れ、じゃこ、めんつゆを入れて水分が少なくなるまで炒める。

❸ 白ゴマを入れてさっと混ぜる。

セロリのパウンドケーキ

甘味と溶け合うフレッシュな香りに大人も満足
香り豊かで色もきれいなケーキは女性に好評です。セロリの葉は、ミキサーを使って繊維を細かくしてください。

材料 幅8㎝×長さ18㎝×高さ6㎝のパウンド型

○地粉…100g

○ベーキングパウダー…小さじ1

○セロリの葉… 60g

○グラニュー糖… 90g

○卵…2個

○米油… 30g

○アーモンドプードル…10g

○豆乳… 20mL

つくり方

❶ 地粉とベーキングパウダーは合わせてザルでふるっておく。

❷ ミキサーに、ざく切りにしたセロリの葉、グラニュー糖、卵、米油、アーモンドプードル、豆乳を入れて混ぜる。

❸ ②をボウルにあけ、①を加えてさっくり混ぜ、型に入れて180℃のオーブンで30分ほど焼く。

食用ホオズキのコンフィチュール

晩秋穫りの畑のフルーツに さっと火を通すと鮮やかな橙色に
季節の終わりにまとめて収穫したタイミングでつくります。実は傷みなく熟しはじめていれば、完熟でなくてもかまいません。煮るだけで煮崩れや変色もなく、できあがります。

材料 150mLのガラス瓶1個分

○食用ホオズキ…100g

○グラニュー糖… 20~30g

○白ワイン… 50~100mL

つくり方

❶ 食用ホオズキは洗ってヘタ(外皮との接合部分)を軽く切り落とす。

❷ 鍋に①とグラニュー糖、白ワインを入れて30分ほど置き、中火にかける。

❸ 20分ほどアクを取りながら煮て、火を止める。

※保存する場合は、煮沸消毒した瓶に熱いうちに詰めてフタをし、瓶を逆さにして冷ます。冷蔵庫で保存し、開封後は早めに食べきる。

ドライホオズキ

甘酸っぱさと彩りを凝縮

ヨーグルトクリーム※にトッピングしました。

 完熟した食用ホオズキをざっと洗ってオーブンに入れ、100℃の低温で120分ほど焼いてセミドライにします。

 密閉袋に入れて冷凍庫に保存すると半年から1年食べられます。

 バニラアイスにのせたり、サラダにトッピングしたり。

 マンゴーに似た甘酸っぱさは、ドライにするといっそう引き立ちます。

※ザルにキッチンペーパーをしき、ヨーグルト1パック(無糖のもの400g)を入れて2時間ほど放置して軽く水切りする。砂糖少々を入れた生クリーム100mLを7分立てにし、水切りヨーグルトと混ぜる。

さわやかな香りで料理の風味をレベルアップ

 セロリを使うレシピの幅は、菜園で育てるようになってぐっと広がりました。今回紹介するほかにも、葉を刻んでドレッシングやトマトソースに加えたり、薄切りして塩もみしたセロリを入れたカボチャサラダもおすすめです。刻むと香りが立ち、繊維を断つ方向に薄切りすればスジを取る必要もなくシャキシャキ感が楽しめます。油との相性もよく、かき揚げのタネに混ぜるのもさわやかでおいしいです。タマネギと炒めてカレーやトマトスープに使うと一段上の味わいに。刻んで密閉袋に入れ、冷凍したセロリは香りや色もさほど変わらず、重宝します。

 食用ホオズキは畑のフルーツです。生食は霜が降りる前の短い期間の楽しみ。その後は、コンフィチュールやドライホオズキで長く楽しみましょう。

 

レシピ・監修/竹内裕子

たけうち・ゆうこ●長野県安曇野市でエコ菜園の教室を開く竹内家の主婦。野菜を生かした料理やお菓子が、自然菜園スクール生に大人気。病院での管理栄養士、有機栽培農家での料理番などの経験も生かし、四季折々の旬の野菜を毎日おいしく食べられる工夫を探求中。「霜の季節の前にすべてを穫ったあと、冷凍や加工もできるセロリと食用ホオズキ。冬の料理に香りと彩りを添える、頼もしい味方です」。

 

文/新田穂高 写真/村松弘敏、新田穂高

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