田舎暮らしの本 Web

  • 田舎暮らしの本 公式Facebookはこちら
  • 田舎暮らしの本 メールマガジン 登録はこちらから
  • 田舎暮らしの本 公式Instagramはこちら

最新号のご案内

田舎暮らしの本 10月号

9月3日(金)
850円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

【公式】2021年版「住みたい田舎」ベストランキングを発表します!【東日本編】

すっかり恒例となった「住みたい田舎」ベストランキング。全国の自治体に答えていただいたアンケートをもとに、「住みたいまち」を紹介しています。
ここで紹介するのは、全国12エリア別の総合部門ランキング。
エリアに分けて紹介することで、全国版で上位に登場していないものの魅力的なまちが登場します。注目の自治体については、まちの紹介や移住への取り組みを紹介します!

 

エリアごとの平均点による「住みたい田舎」エリアトップ3」

各エリアの順位を紹介する前に、まずはエリアごとの総合部門の平均的で出したトップ3を紹介します。

トップは、昨年2位から1位になった北陸エリア。移住先進地ともいわれる島根県や鳥取県を擁している中国エリアを抜いての1位なので、大健闘といえます。2位は惜しくも中国エリア。3位は読者人気の高い甲信エリアでした。平均点が高いということは、移住支援が手厚い自治体が多いということ。エリアに絞って移住地探しをしてみるのもおすすめです。

では本編となる全国12エリア別ランキング、まずは東日本を紹介します。

北海道エリア【北海道】

★は人口10万人以上の市 ※順位は点数順です。ここでは、小数第3位以下を切り捨てて表示しています。

1位の北海道沼田町は、全国版の町ランキング「シニア世代が住みたい田舎」部門で1位となっています。生活に必要な施設が半径500m圏内に揃う、住宅取得の奨励金が充実しているなど、住みやすい町となっています。北海道エリアで編集部が注目したのは、2位の北海道深川市と、4位の北海道下川町です。

【注目①】
北海道深川市(ふかがわし)

先輩移住者が親身に対応し、10年で145組が移住

北海道のほぼ中央に位置する深川市は、交通の利便性に優れ、暮らしやすいのが特徴です。石狩川の恩恵を受けた肥沃な大地が広がり、米、ソバ、長イモ、さくらんぼ、リンゴ、深川牛など、農畜産物が豊富で、おいしい食材に恵まれています。本誌の「住みたい田舎」ベストランキングの北海道エリアで4年連続トップ3になるなど、移住地としてもおすすめのまちです。4年前には、いち早く移住に関する専用窓口を設置し、実際の先輩移住者が親身に相談に対応。この10年で145組が移住しています。
問 深川市移住定住サポートセンター
☎0164-26-2627
https://www.city.fukagawa.lg.jp/iju/

深川市は、石狩川が流れる田園都市。米の収穫量、北海道3位。「ゆめぴりか」「ななつぼし」などブランド米の一大産地。

子育て環境も整っていて、市では28の子育て応援事業を実施。

 

【注目②】
北海道下川町(しもかわちょう)

町民のチャレンジや自己実現を応援。移住者が増え続けている

旭川空港から車で約2時間、北海道のなかでも北に位置する下川町。冬は気温がマイナス30度まで下がることもある寒いところですが、町は活気であふれています。下川町は森林資源を活用した持続可能な町づくり等が評価され、2018年にSDGs未来都市に選定されました。また、毎年採用している起業型の地域おこし協力隊や町民対象の起業支援制度などがあり、チャレンジを応援する仕組みも整っています。コロナ禍以降も、下川町への移住準備をスムーズに進めるための「1年後移住するぞ!プロジェクト」を始動。現在も移住者が増え続けています。下川町が運営するサイトに紹介されている移住者インタビューからも、下川での楽しく充実した暮らしぶりを垣間見ることができます。
問 下川町産業活性化支援機構
☎01655-4-3511
http://shimokawa-life.info/

町民が企画・運営するイベント「森ジャム」。

例年2月に行われる幻想的な「アイスキャンドルミュージアム」。

 

東北エリア【青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島】

★は人口10万人以上の市 ※順位は点数順です。ここでは、小数第3位以下を切り捨てて表示しています。

1位~13位までは、昨年も東北エリア上位に入っていた自治体です。常に移住定住への取り組みに熱心といえます。今年新たに15位以内に入ってきた山形県庄内町と秋田県北秋田市は、今後が楽しみですね。編集部が注目したのは、上位常連の宮城県栗原市と秋田県由利本荘市です。

【注目①】
宮城県栗原市(くりはらし)

東京と仙台に移住交流窓口「くりはらオフィス」を設置

2017年から2021年まで、5年連続で東北エリア総合部門ベスト3にランクインしている栗原市。市内には栗駒山と渡り鳥の飛来地・伊豆沼があり、秋には金色の稲穂が広がり、美しい風景を見ることができます。移住支援員によるオンライン相談のほか、東京と仙台に移住交流窓口「くりはらオフィス」を開設し、移住相談会や月1回の交流イベントも行っています。子育て支援や住まいへの支援、就業・就農支援など、幅広いサポート体制が整っています。また、地域の産業や祭りなどのお手伝いを通して、都市部の学生らと地域の人たちが交流するプロジェクトも実施。移住ありきではない交流を深めています。
問 栗原市定住戦略室
☎0228-22-1125
https://www.kuriharacity.jp/welcome/

都市部の学生たちと地域をつなぐプロジェクトの様子。

名峰・栗駒山と伊豆沼の蓮、金色の穂波。栗原の自然環境の雄大さと輝かしさがデザインされた大漁旗。

 

【注目②】
秋田県由利本荘市(ゆりほんじょうし)

四季を通じてアウトドアが楽しめ、
「ここわき」を拠点に就労・就農・地域交流などの体験を展開!

由利本荘市は、2016年からの参加以来、「東北エリア総合部門」においては、連続ベスト10入りし、また今回昨年より2ランクアップの東北第3位になりました! 夕日が美しい日本海から山間の秘境に至るまで、県内一のスケールを持つ由利本荘市は、キャンプや登山、マリンスポーツやスキーなど四季を通じてアウトドアが楽しめます。2020年度は、秋田県立大生らとともに空き家をリフォームし、お試し暮らしが体験できる「ここわき」を整備。今後、この「ここわき」を拠点に、就労・就農・地域交流などの体験事業を展開していく予定となっています。二拠点暮らしや、田舎暮らしを希望するフリーランスの方など、利用してみてはいかがでしょうか。
問 由利本荘市移住まるごとサポート課
☎0184-24-6247
https://yurihonjo-teiju.jp/

由利本荘市のまちなみと、その向こうに見えるのは秀麗な姿の鳥海山。

お試し移住体験住宅等複合機能施設「ここわき」。秋田県立大生らとともに空き家をリフォームした。

 

北関東エリア【茨城・栃木・群馬】

★は人口10万人以上の市 ※順位は点数順です。ここでは、小数第3位以下を切り捨てて表示しています。

比較的順位の入れ替わりが多い北関東エリア。そのなかでベスト3常連となっているのが、茨城県常陸太田市と栃木県栃木市です。また今年、新たに15位内に入ったのは、群馬県みなかみ町、茨城県笠間市、群馬県渋川市、群馬県桐生市です。編集部が注目したのは、やはり上位常連の茨城県常陸太田市と、町づくりに力をいれている茨城県境町です。

【注目①】
茨城県常陸太田市(ひたちおおたし)

結婚から妊娠、出産、子育てまで、切れ目のない支援が充実

「住みたい田舎」ベストランキングの全国版小さな市「子育て世代が住みたい田舎部門」で8位に入るなど、子育て環境が整っている常陸太田市。東京から120㎞圏内で、高速バス発着所があり都心へのアクセスが良好です。また竜神大吊橋などの観光資源や豊かな自然にも恵まれています。若者や子育て世代をサポートする新婚家庭家賃助成(毎月2万円3年間、最大72万円)、住宅取得促進助成(最大50万円)など、結婚から子育てまで切れ目のない支援を実施。ほかにも、子ども夜間診療、助産師なんでも相談、24時間健康相談といった子育て環境の充実も魅力です。
問 常陸太田市少子化・人口減少対策課
☎0294-72-3111
http://www.city.hitachiota.ibaraki.jp/page/dir004947.html

公園で遊ぶ子どもたち。自然のなかで楽しめるのも常陸太田市のよさだ。

奥久慈県立自然公園にある竜神ダムにかかる「竜神大吊橋」。歩行者専用のつり橋としては日本最大級の長さを誇る。

 

【注目②】
茨城県境町(さかいまち)

子育て支援センター、道の駅、シェアオフィスなど、まちづくりに力を入れる

「子育て支援日本一」を目指す境町。子育て世帯等が住宅を取得するともらえる50万円の奨励金や、20歳までの医療費助成、小・中学校の給食費半額(3人目以降無料)などを実施するほか、先進的な英語教育がすべての小・中学校で無料で受けられます。町民税の一部相当額がもらえる奨励金もあります。またコワーキングスペースを備えた子育て支援センターや、全天候型のパーク、起業する人を応援するチャレンジキッチン付きの創業支援センター、隈研吾氏の設計による施設なども開設し、新しいまちづくりに力を入れていて活気あるまちとなっています。
問 境町地方創生課 ☎0280-81-1309
https://www.town.ibaraki-sakai.lg.jp/page/page001032.html

2020年11月にスタートした自動運転バスは無料で乗車可能。常時運行するのは自治体として初。

さかい子育て支援センター「S-WORK+KIDS」。子どもを思いっきり遊ばせながら、安心して仕事ができる施設。

 

首都圏エリア【埼玉・千葉・東京・神奈川】

★は人口10万人以上の市 ※順位は点数順です。ここでは、小数第3位以下を切り捨てて表示しています。

“田舎”というイメージが少ない首都圏エリアですが、千葉県、埼玉県が健闘しています。特に1位の千葉県いすみ市は、早くから移住定住や二地域居住への支援を行ってきた自治体として注目です。また神奈川県湯河原町もリモートワークなどで注目が集まっています。

 

【注目】
千葉県いすみ市

さまざまな人が移住していて交流が魅力的なまち

いすみ市は、東京駅から特急で約70分、通勤も可能な“都会に近い、身近な田舎”です。九十九里浜の最南端に位置し、青い海、緑に輝く山々、四季折々の花など、豊かな自然に恵まれています。いすみ市では10年以上前から移住を後押しする取り組みをスタートし、今までにさまざまな人たちが数多く移住しています。行政による人と人をつなぐサポートや、起業家同士の交流の場があることが魅力。訪れる人を温かく迎えてくれるまちです。
問 いすみ市水産商工課移住・創業支援室
☎0470-62-1332
http://uji-isumi.com/

里山・里海の自然の恵みのなかで、のびのびと暮らせる。

 

北陸エリア【新潟・富山・石川・福井】

★は人口10万人以上の市 ※順位は点数順です。ここでは、小数第3位以下を切り捨てて表示しています。

今年、12エリア別の平均点で、1位となった北陸エリア。移住・定住への取り組みが充実していて、全体的に総合部門の点数の高いところが多いようです。新たに15位内に入った自治体も多いなか、北陸エリアで連続して1位となっている富山県南砺市を注目として紹介します。

 

【注目】
富山県南砺市(なんとし)

移住応援団を設立。安心して暮らせる環境をつくる

富山県の南西端に位置し、南部には1000~1800m級の山岳に面している南砺市。五箇山合掌造り集落や、水田地帯に美しい散居村が広がり、独特な里山風景と豊かな自然が形成されています。転入奨励金など住まいに関する支援金や子育て支援が手厚くなっています。また移住体験施設も2棟あり、南砺市での暮らしが体験できるほか、滞在中は移住コーディネーターが相談や案内に対応しています。2020年には、移住希望者を支援する市民団体「なんとおせっ会 移住応援団」が設立され、物件案内や仕事紹介などに加え、移住者交流会の開催など移住後のフォローも行い、移住者が安心して暮らせる環境をつくっています。
問 南砺で暮らしません課 
☎0763-23-2037
https://www.kurashi.city.nanto.toyama.jp/

南砺市の暮らしを体験できる「太美山(ふとみやま)体験ハウス」。

水田のなかに、約7000もの家と屋敷林が点在する散居村。

 

甲信エリア【山梨・長野】

★は人口10万人以上の市 ※順位は点数順です。ここでは、小数第3位以下を切り捨てて表示しています。

12エリア別の平均点で3位となった甲信エリアも、全体的に総合部門の平均点が高いところです。入れ替わりはあまり激しくなく、わりと同じ自治体が上位に入っています。注目は1位の長野県飯田市です。

 

【注目】
長野県飯田市(いいだし)

リニア中央新幹線開通で東京や名古屋まで通勤可能に

長野県の南端に位置する飯田市は、南アルプス・中央アルプスの2つの山脈が見渡せ、雄大な自然を感じながら暮らせるところです。長野県にしては雪が少なく晴天率も高いため、温暖で暮らしやすいといえます。市では、仕事や住まいなどの生活環境、自然保育や地育力による子育て・教育環境の整備に力を入れています。将来、リニア中央新幹線が開業すると、東京や名古屋と数十分でつながることから、仕事は都市で、暮らしは飯田というライフスタイルも可能になります。
問 飯田市結いターン移住定住推進室
☎0265-22-4511(内5443)
https://www.city.iida.lg.jp/site/yuiturn/

雄大な南アルプスを望む飯田市。移住すると、こんな風景が毎日見られる。

田んぼで生き物観察をする子どもたち。自然に触れ合い、豊かな心を育む。

この記事をシェアする

関連記事

この記事のタグ