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7月2日(金)
850円(税込)

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オリーブオイルで!マルセイユ石けんのつくり方【長野県富士見町】

掲載:2021年7月号

苛性(かせい)ソーダ以外、食用の材料でつくる手づくり石けん。オリーブ油を使ったマルセイユ石けんのつくり方を、八ヶ岳山麓・長野県富士見町で石けん製造「Atelier Scramble」を営む小古間さんに教えていただきました。

マルセイユ石けんのつくり方を教えてくれた「Atelier Scramble」の小古間(こごま)かずさ さん。 https://www.atelier-scramble.com/

型に流し込んだ状態。これを3日ほど置き、カット後、さらに1カ月熟成させると完成となる。

【ご注意ください】
苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)は劇物なので、充分換気をし、取り扱いには注意を払うこと。家庭では廃棄できないので、すべて石けんづくりに使えるか、今一度考えてから購入してください。

 

マルセイユ石けんづくりで用意するもの

【材料】(油脂全量300g/完成重量400g前後)

オリーブ油…216g(72%)
ココナッツ油…54g(18%)
パーム油… 30g(10%)
苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)…40.3g(鹸化率 約92%※)
精製水…96g(32%)
エッセンシャルオイル…お好みで約60滴(約3gまで)

※鹸化率(けんかりつ)とは、油脂を石けん(脂肪酸ナトリウム)に鹸化させる割合。鹸化率92%なら、油脂の92%が石けん、8%が油脂でマイルドな使用感になる。

 

【道具】 

ボウルや泡立て器、計量カップ、スケール、料理用温度計、流し込む型、ゴム手袋、ゴーグルなど。アルミ製のものは不可。
※ボウルはステンレスかガラスのものを使い、アルカリで腐食しやすいアルミは避ける。

 

マルセイユ石けんのつくり方

【1】
材料をすべて計量しておく。オリーブ油、ココナッツ油、パーム油はボウルに入れ、湯せんで溶かす。オリーブ油はバージンよりも、香りがあっさりしているピュアオイルがおすすめ。

 

【2】
【1】の油を湯せんで40~50℃に温める。油はあっという間に温度が上がるので注意。適温になったらボウルを湯せんから外す。

 

【3】
皮膚が露出していないこと、ゴーグルで目を覆っていることを確認し、ONにした換気扇の下で精製水に苛性ソーダを入れ、ステンレス棒で混ぜ完全に溶かす。化学反応が起きて70〜80℃まで温度が上がる。

【危険! 苛性ソーダの取り扱いにご注意ください】
苛性ソーダは劇物に指定されている薬品。素肌に触れるとただれなどが起き、目に入ると失明の危険もある。必ず長袖の服とゴム手袋、ゴーグルを使用する。苛性ソーダは薬局で購入可能だが、身分証と印鑑が必要となる。残った苛性ソーダは強アルカリで家庭では廃棄できないため、安全な場所で密閉保存し、早めに使い切ろう。

 

【4】
反応している【3】の苛性ソーダを、【2】の油に、少しずつ混ぜながら入れる。跳ねないようにする。容器が熱くなっているので注意。

 

【5】
跳ねると危険なので、泡立て器をまっすぐ立てて、くるくると回すように静かに混ぜる。このまま10〜20分ほど均一に混ぜる。色がクリーム状の半透明になったらOK。

 

【6】
ゴムベラに持ち替え、お好みのエッセンシャルオイルやドライハーブ(分量外)を入れ、均一になるように混ぜる。

 

【7】
型に流し込む。牛乳パックの横を切り開いたものや豆腐のパック、シリコンのお菓子の焼き型などでもいい。

 

【8】
【7】にラップをかけ、発泡スチロールの箱などに入れて毛布で包み、3日ほど置いておく。3日ほどしたら、発泡スチロールの箱から取り出し、ゴム手袋をして型から出す。カットする場合はここで、包丁などで切る。風通しのよい冷暗所で1カ月ほど熟成させる。子どもやペットが触らないように気をつけて。1カ月経ったら使用可能。

 

【ご注意ください
ゴム手袋をして後片付けすること。ボウルなどの道具は新聞紙で拭ってから洗う。石けん生地に直接触らないように!

 

文/はっさく堂 写真/村松弘敏

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