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田舎暮らしの本 5月号

最新号のご案内

田舎暮らしの本 5月号

3月1日(金)
890円(税込)

© TAKARAJIMASHA,Inc. All Rights Reserved.

バンライフ入門/38万円の中古車で!【電源・ルーフテントで快適空間】

掲載:2020年12月号別冊付録

バンライフは電源の確保と空間の拡張で、ぐんと快適になります。夫婦でバンライフを楽しむYouTuber「とおるんよしみん」さんが試行錯誤してたどり着いた答えとは?

とおるんよしみん
夫妻とも山口県出身の32歳。2016年に結婚するが、仕事が三交代制の夫と日勤の妻の生活にすれ違いが生じて、ともに退職。船で108日間の世界1周の旅を経て、2019年6月からバンライフで日本1周の旅を始めた。

私たちの愛車キャラバンは中古車で、車両購入価格は38万円。名義変更料とユーザー車検費用に 4万1630円かかりました。日産・キャラバンは、2001~2012年に製造された、4代目のワンボックスバン/ワゴン(コーチ)。ボディは標準/ロング/スーパーロング、ルーフは標準/ハイ、エンジンはガソリンとディーゼルと、バリエーションは豊富。私たちのキャラバンは、標準ルーフのディーゼルエンジンです。

【電源とワークスペース】走行中も充電ができるように
屋根にソーラーパネルを装着

車の中では、ベッドの部分をイスにして仕事をしています。2人が横に並んで作業しても、十分なスペースがあります。内装・断熱・ベッド・収納などはできるだけDIYして費用を3万円に抑えました。

BlogやYouTube、Instagramなど2人の仕事はデジタル作業が大半。ノートパソコンとタブレットで、ほとんどの作業を行っています。

ネットはポケットWi-Fiをキャンペーン期間に契約しました。月3828円(税込み)で、通信量は無制限です。

 車中泊生活でも、電気は欠かせません。外部から給電できる場所に宿泊しているときはいいのですが、そうでないときのために、発電と充電ができる装備が必要になります。

 発電はソーラーパネルで多くを賄っています。現在は屋根に固定している245Wのパネルを使用中。車の走行中にシガーソケットからも充電できるように、車載用のインバーターも購入しました。直流を交流に整流し、家電や精密機械でも使用できるきれいな波形に変換します。

 充電しておくポータブル電源は、車中泊には必須の装備。昼間に満充電にすれば、その夜の電気はほぼ賄うことができます。高額な装備ですが、その価値は十分にあります。

【ソーラーパネル】現在、屋根に装着しているソーラーパネルは245Wのモデル。省スペースで、発電量も十分です。3万円で購入しました。キャリアは1万6000円でした。

以前はこちらの100Wの折りたたみ型、150Wのフレキシブルタイプを使用していましたが、走行中の充電とサイズが課題でした。

使用しているポータブル電源(SUAOKI G500)は500Whの充電量で、コンセントやUSB、DCジャックと多用途に使えます。ソーラーパネルなら3時間半ほどでフル充電可能です。価格は5万9880円でした。

シガーソケットから給電するときのために、車載用インバーターも用意しています。家電も問題なく使用できる正弦波(せいげんは)タイプです。価格は5680円でした。

【ルーフテント】電動式なら開閉もラクラク!
居住スペースが格段に広がる

 車中泊の生活空間を広げることができる唯一の手段が、天井に取り付けるルーフテントです。ただ、高さ制限の問題が生じるため、装着をためらっていました。キャラバンは全高が1990mm(標準ルーフ)と、一般的な自走式駐車場ならギリギリ入れるサイズなのですが、ルーフテントをつけると2320mmと、330mmも高くなってしまいます。

 それでも装着したのは、やっぱり便利だから。夏はルーフテントのほうが風通しがよく、特に夜は涼しくて快適。寝具をルーフテントに入れてしまえば、ベッド下の収納スペースからモノを取り出すのも簡単です。

 また、ソーラーパネルとルーフテントが屋根上のほとんどのスペースを覆ったことで、直射日光による室内温度の上昇を防いでくれるという副産物も生まれました。簡単に開閉できる電動式を選べば、気軽に使えて便利ですよ。

装着しているのは「イージーキャンパー e-タワー」。四方が開閉可能で、網戸もついています。出入り口にはオーニングがあって、雨の日にも便利! 価格は38万円、キャリア代金と取り付け工賃は10万円でした。

室内サイズは2100×1350mmと、ほぼダブルベッドサイズ。2人で寝るには十分な広さです。

電動ルーフテントなので、開閉はラクラク。しかも従来のダンパー式より軽量で、薄くなっているんです。

上るためのはしごは、もちろん折りたたみ可能です。このサイズなら、収納も苦になりません。

 

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文:渡瀬基樹 写真:鈴木千佳

写真提供:とおるんよしみん

【取材協力】清水国明の森と湖の楽園
山梨県南都留郡富士河口湖町小立5606
http://www.workshopresort.com

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